1月 27

レ・ミゼラブル

「レ・ミゼラブル」を観ました。

評価:★★★
(★は星1つ、☆は星半分、最高は★★★★★、最低は★)

ビクトル・ユゴー作の文学の最高峰といわれる作品を原作に持つ作品。これが1985年頃からロンドンを中心にミュージカルとして編纂され、私たちがよく「レ・ミゼ」といってよく親しまれるような形になったのです。今回はこのミュージカルを映画化した作品といっていいでしょう。

ジャン・バルジャンが執行猶予中に銀の皿や食器を盗むというエピソードは、そこだけ切り抜かれて小学校のとき習ったことをよく覚えている。このジャン・バルジャンが犯した罪に対し、神父が見せた許し。そうした罪と救いをテーマに、様々な人間関係が交錯して、更にそこにフランス革命という歴史のうねりも合流して、物語が一気に膨らむ。人は変われる、そうした人の許しが社会や世界を大きく変え、素晴らしいものにしていくという高らかな人間賛歌はいつ見ても感動する(特に、映画のラストシーンは素晴らしい)。

全編が歌、歌というミュージカル好きにはたまらない作品。よく聞くと、モチーフになっている主要メロディーが2つ、3つくらいにまとめられて編曲をうまく繰り返されていることが分かる。僕はミュージカル映画は好きだけど、全編というのが少し閉口気味に。。

99年に公開された、リアム・ニーソンがジャン・バルジャンを務めた劇映画版(1996年製作)もなかなか良くできているので、この作品が好きな人は是非見て欲しい。

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