10月 06

芸術の秋を堪能している最近です。

今日、六本木ミッドタウンのサントリー美術館に行ってきました。

やっていたのは、「お伽草子 ― この国は物語にあふれている ―」

なんか久々にヒットした展覧会でした。めっちゃオススメです。

「ロード・オブ・ザ・リング」を昔読んでいて、物語の重要性ってヒシヒシと感じるんです。日本にも古来から、こんな素晴らしいファンタジーの世界があるのはある意味驚きでした。日本人ならではの風刺や感性を感じることができます。

余裕があったら、音声ガイドを借りて下さい。より一層楽しめますよ。

5月 02

大江戸線の六本木駅を降りると、どかんとでかいポスター。

東京ミッドタウンも5周年なのね。というか、ヒルズの比べて、ミッドタウンってあんまりこないですが、初めて中を少しブラっとしてみました。

ちと、分かりにくいですが、、

案内板も全て電子化されているのに、おじさんビックリです(*_*)

ミッドタウンの北側にあるミッドタウン・ガーデン内にある、21・21 DesiginSightというギャラリーで行われている、

「テマヒマ展」に行ってきました。東北の伝統的な産業の中から、食と住にこだわった一品を集めたアート展覧。

なんですが、ちょっと期待はずれだったかな。確かに美しい作品ばかりなんですが、アートとして見せるにはちょっと苦しい。むしろ手で触ったり、食べたりしながら感じたかった。産業品は触れられてなんぼだと僕は思うんですよね。

会津木綿とか触りたかった。クッションとかもお洒落なので揃えたい感じがしました。

3月 05

四国旅行の二日目は高松からスタート。夜遅く高松まで移動してきたのは朝一の直島行きのフェリーに乗るため。この直島は小豆島の隣にある小さな島なんですが、近年、進研ゼミでお馴染みのベネッセが中心となり、島全体を現代アートの空間にして、多くの観光客を集めている島です。

、ということを雑誌で読んで、行ってみたいと思い、関西にいる間の訪問となりました。


まずは高松港からフェリーに乗り込み出発します。久々の船旅は約一時間程度。大型フェリーなので、それほど揺れもなくて快適な船旅です。


フェリーからも遠目に瀬戸大橋を眺めることができました。


短い船旅を終え、直島の宮浦港にやってきました。ここから町営バスに乗り換えて、まずは、その名もベネッセハウスがある場所へ向かいます。町営バスはベネッセの敷地ギリギリの「つつじ荘」まで行きますが、そこから先は敷地内を循環するシャトルバスに乗り換え、、


ベネッセハウスにやってきました。写真の背景にも分かるように海が綺麗です。まずは朝早くからやっているベネッセミュージアムにやってきました。


敷地外にはプードルくんがお出迎え? といっても、お客様の犬だったのか、見終わった後にはいませんでしたがw 美術館内は写真撮影禁止だったのですが、雰囲気は金沢にある21世紀美術館の規模が小さい版。現代美術はアートの中でも一番苦手な分野なのですが、フラッグをありの巣に見たてて、世界を表現したアートや、ウルトラマンの塩ビ人形がいっぱい並んでいた(セブンとか小さい頃もってたしw)アートは気に入りました。


ベネッセミュージアムから次の李中美術館まではシャトルバスの時間に開きがあったので、徒歩で移動してみました。ベネッセの敷地内なので車が通るのは稀で、車道でもゆっくりと移動でき、おまけに島の綺麗な風景を眺めながら散策気分で移動できます。


途中にもいろいろなアートスポットがあります。


李美術館に到着。ここは先ほどのベネッセミュージアムと違って、規模は小さいですが、空間を意識したアートを見ることができます。


撮影可能な屋外アートはこんな感じでしたw

鑑賞後、屋外の様々なアートを堪能しながら、町営バスの始発点であるつつじ荘まで徒歩で戻っていきました。


こんなところにもアートっぽいものがあったりw


この戻り散策中にポツポツと空から白いものが降ってきました。宮浦港にきたときは晴れていたのですが、いろいろ回っているうちに雲行きが怪しくなり、雪となってきました。


写真で分かるか微妙ですが、テラス前の黄色いカボチャが見えなくなるくらいの大粒な雪が降ってきました。雨宿りしようにもカフェとかに入るしかなくて、高いコーヒーを飲むよりはいそいそと町営バスに乗り込み、本村港のほうへ移動していきました。

本村では家プロジェクトとして、様々な町の施設をアーティストが手がけた作品が展示してあります。


その中でも感動したのが、この南寺という作品。係員に促されて、真っ暗な回廊を手探りで歩いていって、ベンチに座ると目の慣れと光の演出でじわりじわりと光の筋が見えてくるのです。説明にもありましたが、どうやら仏教の禅の世界を体験するように作られているみたいです。よく禅僧は自身の中に仏を見い出す得度を得ますが、きっとそれはこんな風に深い時間の谷間に現れる一筋の光のようなものなんだろうなと思います。そこでは光は波ではなく、粒子のような物質にも変化する。それを手によるように感じることが出来、言葉にできない感動を覚えました。


その他にも街中には展示物でなくともアートを意識した作品がいたるところにあります。でも、どこか目線を下げると小学校の頃の通学路を思い起こさせるような風景を至るところにみることができます。

途中乗ったシャトルバスのおじさんに、あの斜めに曲がった板とか、カボチャとか何の意味があるんかねーという話になりました。でも、僕はその何か分からないもやもやとした感情そのものがアートなんかなと思います。何か分からんけど、この形好きとか、何か分からんけど、この変な色嫌いとか、そういう理屈なしにダイレクトに感情に訴えてくるものがアートのよさだと思います。僕は美術館とか行ったときには、解説どうのこうのより、この感情を大事にしたいなと思います。

<二日目おまけに続く>

8月 01

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土曜日に京都市美術館で行われている「ボストン美術館展」に行ってきました。

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夕刻だった事もあってか、入場制限はあったもののあまり待つ事なく入れました。

ルーブルのときは上の写真の屋外待ちまで長い行列ができてましたもんね。本当に日本人は美術館、、というか、特別展好きですよねw

混んでなかったといいつつも、館内は1つの絵を見るのにも並ばないといけないというのは正直しんどい。僕は絵のことはあんま分からないので、パッパッと列の後ろから流すように見ていきます。印象的なところだけは立ち止まりますけどねw

ベラスケスから始まる中世ルネサンス、モネを始めとした印象派へ、そしてロートレックやピカソへの現代への系譜が流れるように展示がしてあって、初心者でもいろんな時代の作品が楽しめるような構成だったと思います。

ですが、、僕が一番気に入ったのは、常設展だった女流画家特集で見た朝顔のふすま絵だったんですけどね。夏らしくて新鮮でした。

京都市美術館常設展

京都市美術館コレクション展 第2期
「京の閨秀・女流・女性画家‐担ったもの/担わされたもの」

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