4月 28

これも先週のお話になりますが、土曜に東京ミッドタウンで行われた猫町倶楽部 東京アウトプット勉強会に参加してきました。

猫町倶楽部は読書会と呼ばれるものが下地になっています。要は毎回課題本が決められていて、当時はグループに分かれて、その課題本についてワイワイと語り合うというもの。もともとは名古屋がスタートらしいのですが、東京や関西でも行われています。

僕は自分の仕事がら、こういう書籍関係のことを知ることが多いのですが、今回こういう読書会があると知って、初めて参加してみました。ちなみに当日の課題本は國分功一郎さんの「暇と退屈の倫理学」という本。結構分厚めな本で当日まで読み切れるか不安でしたが、何とか読み切って参加。会自体は5−6人のグループに分かれて、ほぼフリートークでその本の感想、見方等々を放していくというもの。初めてということでいささか緊張しましたが、会のサポーター、ファシリテーターの皆さんがフレンドリーで気持ちよくお話することができました。

普通、読書はすごく私的で、内省的なものだと思います。でも、その本で感じたこと、考えたことを共有するというのはなかなか良いものだと思いました。年代が若い方中心(自分も含めw)なので、若干異種交流会的な側面も感じなくはないですが、本を読むのが好きというキーワードでこれだけの人が集うのもなかなか素敵です。

来月も是非参加したいのですが、残念ながら5月は野球強化月間となっていますwwので、また機会があったら参加したいです。

國分 功一郎
朝日出版社
発売日:2011-10-18

暇と退屈について書かれた本。金銭の問題はあるにせよ、現代は欲しいと思ったらお金さえあれば全て揃う時代。一億総中流を目指した高度経済成長は、現代社会においてはほぼ満たされているといってよい社会なのだ。そんな社会だからこそ、現代人は暇を持て余し、退屈を感じる。この退屈という概念がそもそもどこから発生するのか。哲学、歴史、心理学、社会学、文化人類学など複数の視点で切り込んでいくのが面白い。

特に面白いと感じたのが、経済学からのアプローチだ。暇を持て余さないように、とにかく消費をすることは実は経済の潤滑油にもなっている。それはモノを買う行為であろうが、旅行などサービスにつぎ込もうが、消費するという記号に踊らされる現代人。逆に、それがないと経済が成り立たないのも事実なのだ。記号として踊らされている消費の世界に、人としての本当の価値を私たちは見いだせているのだろうか。深く考えさせられる。

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