9月 09

NSK財団

日本精工を中心としたNSK財団が、メカトロニクス分野を中心とした高専教育支援を財団を起こして行なおうとしている。対象期間が二年間ということもあり、多分だが、高専の4,5年生向けの専門教育支援という形を取るのだろう。

もともと高専は戦後、企業財団が多く支援をして立ち上げた色合いが強い。高卒が当たり前だった時代に、大学ほど専門的ではなく、かつ高度な技術教育を早期に行い、優秀な技術者を早期に企業の一戦力とする目的で誕生している。しかし、大学進学率が90%近い今の時代になってみると、設立当初の意味合いがかなり薄れてきているといってもいいのではないだろうか。現在の高専は教育機関としての色が強く、文科省の予算枠も多くが教育費としての充てがいが多い。ここは年々削減対象となっている枠であり、高専では専門研究を行えない機関になりつあるのだ。

しかし、大学を中心とした高等教育機関では高専卒の優秀な頭脳を評価する向きが多い。やはり、早期から専門的な分野の知識や技術を兼ね備えるという意味では、高専教育のニーズも未だに高いのだ。でも、企業側が採用するニーズとしては、やはりまだ「大学卒>高専卒」の色合いが強いのも事実。ここは高専自体が大学や企業と早期連携をし、若手の”技術研究者”を如何に育てていくかに主眼を置くべきではないだろうか。それには採用する企業側と、研究開発に投資枠をつけるような高専側の積極的な関係づくりが必要ではないかと思う。高専から優秀な頭脳が世界を早期に勝負できる機関となれば、高専卒の私としても嬉しいのだが。。

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