3月 06

最後の晩餐

「最後の晩餐」を観ました。

評価:★☆

映画でも、小説でも、物語はある結末に向かって進んでいく。それをどう展開させるかが、ストーリーテラーである脚本家や小説家の(原作があるものでも、映画ならではの作り方ができるかが)腕の見せ所となるところだ。本作は若くして付き合っていた男女のカップルが、お互いの成長のために、5年という期間を設けて、5年間を過ぎて互いが結婚していなかったら、結婚しようという約束を交わす。始まりは二人の出会いから描いているが、物語のスタートラインは、彼らが約束した5年後から始まる。5年という時間軸を経て、男女が果たして約束通り結婚できるのか否か、男が約束した女性とは別の婚約者ができたところから、物語はそれぞれの5年間の過去を巻き込みながら転がっていく。

本作では、物語の折り返しとなる部分に、2つのサプライズが仕掛けられている。ネタばれになってしまうので、詳しくは書きませんが、どうもこの仕掛けが効果的に決まっているとは思えなかった。サプライズ自体も、ビックリというよりは自然にネタ明かしをされるので、”あれ、そうなの?”くらいにサラッと流れてしまうし、序盤のいい雰囲気も、この仕掛けでなんとなく、ありふれた方向に進んでしまうのもどうかなと思ってしまう。前半はお洒落な田舎風フランス料理だったのが、後半は全国バーガーチェーン系の味わいになってしまったくらいの残念さがある作品です。

それでもでてくる料理は美味しそう。特に、冒頭に出てきた弁当の対比がすごくて笑えてしまうくらいです。ラストは、なんかの映画と同じような結末なんだよなー、、何だったけ、、と思うくらい、ありふれた終わり方でした。

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