5月 06

昨今、ノマドワークという言葉が盛んだ。もっともテレワークの概念が広まってる証拠でもあるが、一部のITベンチャーを覗いて、本当のノマドができる環境ではないというのが印象でもある。

ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと
ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと

GW中、お役所・銀行を始め、なか日の5/1,5/2に出勤された方も多いと思う。でも、僕の友人でもそうだったが、普通の会社が大型連休で休みなため、やる仕事が無いという方も結構いたのではないだろうか?

そもそも日本の連休という仕組みが、僕はすごく時代錯誤だと感じる。もちろん祝日は祝う意味があるので、休みであるというのももっともだ。天皇誕生日、元旦、春分、秋分と季節の変わり目や宗教上の意味合いが強い日は休みにしたほうがいい。

でも、海の日や体育の日が果たしているのだろうか? 敬老の日は? 勤労感謝の日は? 何だか意味のあるのか分からない祝日で、土日を挟んだ三連休というスタイルが多いように思う。

この横並びで連休というスタイルは高度経済成長期は意味があっただろう。モノづくりにおいてはラインを止めるだけで何億という生産に影響が出るし、サプライチェーンでつながっているものも含め、連携して動かないといけない。でも、グローバル化の昨今。日本が休みでも、海外でのラインが動いているから休日返上というメーカーも多いのではないだろうか? これは逆も然りで、日本という国内で見てはいけないと思う。

需要側もそうだ。連休でどこもかしこも混んでいる。ウチに篭ってもネットでモノを買えば、物流ラインはフル稼働。旅行先への移動も混むは、ホテル代も高いわ、飛行機代も高いわと半端ではない。もっと需要もフラットになれば負荷も分散され、サービス料金も平準化されるし、何しろ混むことの心のストレスも軽減されるだろう。

無論問題もある。それぞれが大型連休を別々に取れば、それによる不整合も起こる(ミーティングが出来ない、生産調整をしないといけない云々)。しかし、これだけITが発達した世の中で、それをカバーするような働き方自体が求められるのではないだろうか? それを企業側も、雇用される側も意識していかないといけない時代なのだと思う。

ノマドと聞くと休みながら働ける楽なイメージがあるが、実は逆に言えば今まで以上にハードな働きなのかもしれない。でも、こうした意識をもった仕事こそ、本当の「ライフワーク」なのではないかと思う。

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