3月 23

皆さんは整理上手だろうか? 僕は全然ダメ。オマケに好きなものをどんどんと貯めこむクセがあるので、部屋はどんどんモノで溢れてくる。都内の自宅は狭いので、できうる限りモノは貯めない(買わない、残さない)工夫をしているが、世の中はどんどんモノが溢れる方向に動いている。整理術とは、そんな現代社会を生き抜くためには必須な能力なのかもしれない。

この佐藤可士和さんが教える超整理術は、こんな僕のようなモノや情報に埋もれてしまう傾向にある人には最適。でも、100均でラックを買って、この本をこう整理して、、、という具体的なノウハウを教えてはくれない。あくまで整理するための心の持ち方、スタンスを教えてくれるのみだ。これって役に立つの?と思われがちだけど、そもそも整理が必要でないと思っている人には、整理をすることによって何ができるのかというWHYから教えてくれたほうが身になるものだ。いろんな事例を上げながら語ってくれる、その先にあるのは”それって、本当に必要なの?”と問う姿勢なのだというところに集約化されてくる。

実は、この本の後半は整理術といいながら、著者がやっている広告デザインの話に移っていく。それには、この”それって、本当に必要なの?”という問いが、ビジネスでも使える基本スタンスだということなのだ。製造業でも、サービス業でも、1つのモノやコトの中でも今はいろんな要素が複雑に絡み合ってくる。でも、何かを実行するには、その1つ1つの中で本当に必要なものを見つけ、それをうまく並び替えていくことなのだ。それには普段から、その本当に必要なものを見つけ出す能力を鍛え、準備しておくことが必要。そのためには整理を習慣づけることが、その能力を高めていくこと。こんな嘘みたいな本当なことが、この本が最も強くメッセージングしているところだと思う。

日常うまく整理ができているかいないかはさておき、いろんなモノやコトが溢れる現代を生きるビジネスマンには、こういう見方もあるのかと知るだけでも一読をオススメする。

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