10月 25

F1日本GP観戦記〜大雨の土曜日から続きますw

大雨で中止になった予選が日曜の決勝当日の朝(10:00から)に延びたことで、同じ路線を使うと京都を信じられないほど早く出ないといけないことが判明。新幹線で名古屋まわりでいけば幾分楽にはなるのでしょうが、名古屋まわりは混雑すると判断し、翌日は超早く起きました。

どれだけ早いかというと、最寄り駅の時刻表示がこれw

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仕事でもこんなに早く起きた覚えはありませんw ルートは昨日と同じ草津線まわり。それでもお仲間さんと思われる人たちがチラホラいたので、皆さん素晴らしいですね。。

亀山駅の給水ポンプ?が朝日を浴びて、絵になりますw

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さて、白子駅前はさすが決勝当日ということもあって、土曜以上の人の列。列の迂回があれだけあるのに、駅前まで最後尾が伸びるほど、駅自体も小さいので凄い混雑に。。バスに乗るのに40分くらいはかかったと思います。

それでも何とか予選スタートくらいにはサーキットに入れました(逆にいうと、これだけ朝早くに出ても予選前後ギリなのかという話もありますがw)。昨日は聞けなかったフォーミュラカーのエキゾーストノートは耳をつんざくほど。仕事でGTカーのレースは生で見たことがあるのですが、フォーミュラカーは独特ですよね。テレビだと、この騒音は体験できないので生の良さでもあります。

さて、土曜以上にスタンドは凄い人出でしたが(当たり前w)、僕が観戦した席を紹介しときましょう。僕は今回、G-4のエリア席をとってました。鈴鹿のコースがイメージできる人は、ちょうど立体交差を西コース側に出た最初の右手にあるスタンドです。この席を選んだのは、立体交差を挟み、下と上を通る車を観戦できるのと、ヘアピンの出入口が見え、スプーンへ向かうところまでも一望できるからです。

いうても分かりずらいので、動画をとってみました。F1の動画はFIAの規定か何かで著作権の問題があるので撮ってはいけないらしい(でも、ビデオカメラたくさん見たけどw)ので、決勝前に行われたポルシェカエラカップの模様で、見てみましょw

いいでしょ。立体交差の上下、ヘアピンからの出入りからスプーンへ向かうところまで一気に見れちゃいます。

そして、今回の観戦のお供には、iPhoneのF1公式アプリが大変役に立ちました。これだとリアルタイムに各車の動きや次に誰がやってくるかも分かるし、今の順位やラップタイムも一目で確認できる。もちろんFM放送もあるし、ブースで専用端末の貸し出しとかもやっていますが、そんなアイテム群以上にこれは便利だと思います(¥2000というプライスに負けない価値は出してくれます)

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↑これはちょうど決勝のときの画面かな。

スタンドの席自体も微妙にずらしてあって、一応、前の席の人と被らないようになっているみたいですw

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そして、G席の裏にはオアシスブースがすぐあり、食べ物や飲み物、公式グッズにもちろんトイレなどの設備も充実してます。足が悪い僕にとってはスタンドに手すり等がないのは痛かったけど、杖を持っていったのでこの辺はなんとかなりました。

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仮設トイレには、障害者用トイレも分けてちゃんとあったのは素晴らしいですね

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オアシススペースにはパブリックに見れるところもあるので、買い物の待ち合わせの合間にレースの模様を確認したりも可能です。

さて、F1の模様のほうはテレビ中継やらニュースでも報道があるので、ここでは割愛して、レース当日の模様を幾つか。

まず、F1を生で初めてみて気づいたのは、写真がまともに撮れないということw携帯なり、高性能一眼レフなりで周りの人も写真をとってましたが、早すぎて被写体をなかなか捉えることができないのです。

そこで経験で分かったのは、待ち構えて写真を撮るより、被写体を追いかけながら撮るほうが幾分マシに写るということ。これはあくまで僕の主観なので、人によっては連写したほうがいいとか、別の技があるのかもしれません。

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可夢偉を狙って撮るも、ボケボケ

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スピードが違うポルシェのほうは難なく捉えられるがw

予選も無事に終わり、決勝レースに向けいくつかイベントが。前述したポルシェカエラカップもそうなのですが、ファンにとって嬉しいのが生ドライバーを拝めるドライバーズパレード。ここでの写真もいくつか。

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まずは鈴鹿の時点で、チャンピオン争いトップのウェーバー

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続いてチームメートのベッテル

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これはマクラーレン、ハミルトン

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これはバトンかな

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これはフェラーリ、アロンソ。

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日本に凱旋の皇帝シューマッハ

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一段と歓声が高くなる小林可夢偉

そして、いよいよ決勝レース。写真はうまく撮れないことが予選で判明したので、レース中はカメラは諦め、レースに集中することにw

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まずはレースを支えるマーシャルの人たち。レースが始まる前に「よろしくお願いします!」と挨拶があったのはビックリした。でも、何かいいですね〜。

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そして、いよいよ直前のフォーメーションラップ。

さて、レースのほうはスタート直後からマッサやヒュルケンベルグが一コーナーで接触をして、一周目からセーフティーカー導入の波乱の展開。といっても、僕が見てるG席はビジョンも何もなく、サーキット内のアナウンスしか聞こえないので、スタンド全員失笑というスタート直後でした。

レース中もアナウンスはしてたと思うんですが、エギゾーストで全く聞こえず、ここでiPhoneアプリが威力を発揮してくれました。面白かったのは、普段テレビでも見れない各車のラップタイムも見れるので、見た目の順位だけでない、レース中の各車の調子の良し悪しが一目で確認できたことでしょう。

このiPhoneアプリを見てただけでも、スタート直後から小林可夢偉の調子の良さは一目瞭然でした。そして、彼のオーバーテイクはG席間近のヘアピンで数多く見ることができ、そのたびにスタンドは全員立ち上がって、歓声を上げるほどヒートアップ。ヘアピンの出入口しか見えないG席でもこの盛り上がりでしたから、ヘアピン正面席は大盛りあがりだったのではないでしょうか? この日はグランドスタンドより、この西コースの人が値段以上にお得なレースを見れたのではないかと思います。

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数多くの激闘を見せてくれたヘアピンを鑑賞席から眺める

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それにしても中島悟以来、多くの日本人F1ドライバーを見ていますが、こんなに世界に近い走りを見せたドライバーは初めてではないかと思います。去年のTOYOTAに乗ったバーレーンも凄かったし、もちろん鈴鹿へ来ようと思ったバレンシアも良かった。そして、お膝元の日本で、そしてそんなに走ったこともないという鈴鹿で、これだけの走りで7位入賞を文字通り摑んだ小林可夢偉。世界で頑張る日本人スポーツ選手は数多くいますが、その中で群を抜くといっても過言でないと思います。

昨年のTOYOTA撤退、そして今年はタイヤのブリジストンも今季限りで撤退を表明しており、日本のサプライヤーが本当にいなくなってしまったF1。日本でも人気は一時期ほどではない状況の中、自身が広告塔になって夏以降、勢力的に日本GPを盛り上げた可夢偉。ちゃんと結果を残すところも、彼の凄いところだし、今後も引き続き応援したいと思わせる素晴らしい日本人ドライバーが登場してくれたと思います。

もちろん、非力なマシンながらも、ロータスを中盤まで抑えきった山本左近も素晴らしい。彼らの姿を見て、今後の日本人ドライバーたちも伸びてもらいたいです。

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帰り道、向こう側にはうっすらと海も見えます

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たくさんの感動をくれた鈴鹿サーキットに感謝です。

少し時間をずらして遅めにサーキットを出ましたが、それでもバスに乗るのに50分くらいはかかったかな。それでも鈴鹿のスタッフも、バス会社のスタッフも、地元の人たちの対応も手馴れたもので感心しました。本当にサーキットを中心に、年に一回を地元をあげて出迎える体制ができていることにホスピタリティを感じます。

帰りは近鉄線で帰りましたが、たくさん歩いて正直疲れました汗 来年は鈴鹿であるか、行けるかどうかも分かりませんが、でも行ってよかったと素直に感動した週末でした。

翌日から西日を真正面で浴びていたこともあり、日焼けがすごいことに。。10月といえども、観戦には日焼け対策は必死ですw

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