5月 21

アイアンマン3

「アイアンマン3」を観ました。

評価:★★★★
(★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高で、★が最低)

IMAX3D字幕版での鑑賞。

「アイアンマン3」という題名だが、「アイアンマン2」の続編ではなく、ハルクやキャプテン・アメリカなどのヒーロー混合作だった「アベンジャーズ」の続きという話になっている(もちろん、アイアンマンことトニー・スタークが中心の物語にはなっているが)。なので、アイアンマンとしてのカウントでは3だが、登場したというカウントでは4ともいえるかもしれない位置づけの作品となっている。

そういう意味では「アベンジャーズ」で宇宙からやってくる異世界の悪と対決したアイアンマン。本作では、そのときに負った恐怖という心の傷との葛藤と、ヒーローとしての身の振り様が1つのテーマとなっている。ネタばれはしないが、ああいう終わり方で今後はこのシリーズどうするんだろうとふと思ってしまった。「アベンジャーズ2」の製作も決定しているので、アイアンマン単体でも今後は何か動きがあるのかもしれません。

映画作品としては”アイアンマン、最後の戦い”と評されているだけあって、ラストのアクションシーンは相当の迫力。予告編でもチラッと出てきた、複数のアイアンマンと超人能力を備えた敵たちの戦いは確かに凄いのだが、凄過ぎて何が何だか分からなくなってしまっているのはちょっともったいない。物語としても、従来のアイアンマンシリーズに比べると少しダークな色合いだが、トニー・スタークを演じるロバート・ダウニーJrの軽妙な演技が暗さを感じさせないのはさすがだと思う。それにしてもダウニーJrは、「シャーロック・ホームズ」シリーズもそうだけど同じようなキャラクターを演じることが多くなってきたので、そろそろ登場作の整理が必要かもしれない。

ヒーローものとしては十分及第点以上の出来なので、ファンはとにかく必見だろう。

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