6月 26

県庁おもてなし課

「県庁おもてなし課」を観ました。

評価:★★☆
(★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高で、★が最低)

実際に高知県に存在する”おもてなし課”を取り上げた作品。同じ県庁ドラマというと織田裕二主演の「県庁の星」や、記憶に新しいところでは昨年公開にだった石原あゆみ主演の「綱ひいちゃった」も県庁職員を取り上げたドラマではあったけど、両作品とも県庁の仕事というところからは少し離れた枠で進むお話だけあって、地方自治という仕事そのものに焦点を当てた作品は本作が初めてかもしれません。県庁という堅いお役所の中で、獅子奮闘する若者を瑞々しく捉えた作品になっています。

ユニークなネーミングの”おもてなし課”ではあるのですが、名前先行で作られて中身が伴ってこないのはどこの世界でもあること。そんな中、おもてなし課に配属となった掛水は持ち前のやる気と謎の人物からの協力もあって、何とか高知の観光支援になるような策を講じようとする。

序盤から中盤にかけてはすごくよく出来ている”お仕事ムービー”になっています。仕事を自ら作り、立ちふさがる困難を持ち前のガッツや周囲の人々の協力を得ながら乗り切っていく様は観ていて、すごく爽快に感じます。世の中の価値になることを生み出す、、単純だけど仕事ってこういうことだよなーと勉強になる作品でもありました。それに高知の美しい自然がスクリーンによく映えます。僕は3回くらい行ったことがありますが、美しい山、海、鰹をはじめとした美味しい料理も含め、この映画自体もよい観光映画になっていると思います。

ただ、「マネーボール」と一緒で、様々な面白い取り組みが”ただいま、現在進行中”というのが、1つの作品として見ると、尻切れトンボ感を感じずにはいられません。ここは現実をもとにしているだけあって嘘はつけないのでしょうが、それでも何か1つ作品としての終わり方をキチッとしたほうがまとまりが出たように思います。出演陣も、映画の雰囲気もすごくいいだけに残念なところです。

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