4月 21

今年のプロ野球が開幕して、およそ1カ月(20試合)くらいが経ち、ようやく僕自身もシーズン開幕した感じです。

ということで、

埼玉西武ライオンズ vs オリックス・バファローズ

観戦日時:2014年4月20日(日) 13:00プレイボール
観戦場所:西武ドーム 1塁側内野自由席
試合結果:1対2 いい投手戦だったが、あっけない幕切れ

観戦勝敗:1勝

今年の順位予想を見れば分かる通り、オープン戦の成績から見て、今年のバファローズは期待できないかな、、という順位付けをしていました。でも、ご存じの通り、開幕カードは1勝2敗だったものの、そこから破竹の7連勝をして10勝も両リーグ最短で到達(といっても、広島とソフトバンクも同日でしたが)。ソフトバンクに肉薄する2位をキープ。正直、ここまで善戦するとは予想できていませんでした。

ここまでスタートダッシュがよかったのも投手陣の頑張りと、打線のかみ合わせがよかったことでしょう。表ローテは金子、ディクソン、裏ローテは西、岸田とエース看板が2枚決まり、そこで確実に勝てば、残り1枚は調子がよい投手で頑張ってもらえれば、、という回り方ができているからだと思います。

打線に関しては、ソフトバンクほどの爆発力はないものの、ヘルマン、平野、糸井、ペーニャまでの4枚で得点が挙げられていることが大きいです。この日の打順を見ても、

6番までは固定メンバー、6番以降の下位から始まっても、坂口や鉄平など、1番バッター色が強い打者から始められるので、1番ヘルマンまでに打者が出れば、得点機が生まれる打順になれていることがいいと思いました。

さて、この日のバファローズの先発はルーキー・ドラ一の吉田一。先日、京セラで初登板は、4回のあと打者1人のところで降板という悔しいマウンドでしたが、制球力というところに少し難があり、カウントがどんどん苦しくなっていた印象でした。

実際に生で見てみた印象ですが、やはり制球力(コントロール)というところは、あまりないのかなと思います。でも、この日は腕がよく振れていた。ボール先行の苦しいカウントになっても、最後まで信じて腕を触れたところがいいマウンドにつながったと思います。ただ、狙い撃ちにあうとちょっと苦しい印象。実際に失点した6回は五月雨式に打たれ始めると、腕が縮こまり、オープン戦の巨人戦であったようなビッグイニングを作り易くしてしまうかなと思います。

一方、ライオンズの先発は、しんちゃん、、、

は、始球式登場でした(笑)。この日のライオンズは「埼玉デイ」で、サードユニ着用していました。

と、ライオンズの先発はレイノルズでした。このマッチアップは先日の京セラと同じ。僕は吉田一より、正直、こちらのほうが印象がよかったです。球速は真っすぐでも135kmくらいしかでないのですが、縦に落ちるチェンジアップ(スライダー?)との速度差がおよそ20kmくらいあり、T-岡田とかは全くタイミングがあっていなかった。この遅い球を無理やり引っ張る打者が多く、ファールでカウントを整えられるのもいい。ライオンズは打線がとにかくふるわないので、この日の負けも含めて3敗ですが、いずれも3点以内の最少失点差なので、いずれ日本で成功するピッチャーになるのではと思います。

さて、この日印象に残った選手を。まず、この日というより、ここまでのオープニングシリーズ通じて、活躍しているペーニャ。ソフトバンク時代は打ちたい打ちたいが先行して、ボール球を振って三振という場面を多く見ましたが、ここまでは、それほど打ちたい打ちたい病が出ていないのが成功しています。前までは、4番打者は空振り三振でもいいので豪快に、と思っていましたが、ペーニャは見逃し三振でもいいので打てる球を豪快に、を今年のテーマにして欲しいです。

あと、今年は馬原が凄くいい。もちろん全盛期は過ぎているので、球の威力自体は落ちているのでしょうが、今年は変化球に磨きがかかっている印象です。真っすぐは相変わらず速いので、コースから落ちる変化球は威力抜群。ソフトバンクから今年加入した山崎捕手、高山投手コーチと組めているのも、彼自身にいい影響を与えているように思います。

そして、今年光っているのが森脇采配でしょう。西武ドームはブルペンが外から見え、ちょうど僕が見ている一塁側内野自由席の正面に見えるのですが、5回段階の様子が上の写真です。馬原と小松が映っていると思うのですが、ルーキー吉田が5回までいいピッチングをして初勝利の権利を得たので、6回比嘉(もしくは小松)、7回馬原、8回佐藤、9回平野でいくのかと思ったのですが、上記した前回の京セラと違い、6回まで吉田一を引っ張った。6回に失点して、この段階で1点差。しかも、確か2、3塁というピンチになった場面で、何と佐藤を持ってくるという。佐藤を回またぎで使い、8回馬原、9回平野で構成するという妙。新人だからと甘やかさず、6回の厳しい場面を経験させることも、吉田一にとってもよかったし、ここまで少しピリッとしなかった佐藤をあえてピンチの場面で使い、しっかりと押さえさせたのもよかった。これも馬原が8回の厳しい場面(相手クリーンナップと対峙)を押さえてくれるという信頼があってこそ。ここまで采配の妙を見たオリックス戦は正直初めてでした(笑

西武はとにかく打線が苦しいですね。打つ打たないは別にして、ランサムを使い続けるのはちょっと微妙なのかと見ていて思いました。

次の観戦は、6月の交流戦になるので、少し先。大好きなマツダスタジアムでカープ戦を観戦予定です。

吉田一は初勝利。次の試合も頑張ってほしい!!

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