プロ野球2013年シーズン開幕直前ですが、まずは先週終わったWBCの総括をしたいので、この記事を上げます。
なんで総括するかというと、そもそも僕が野球ファンになったのは前回の2009年のWBCを見て、最後の決勝で鳥肌が立つくらい興奮したから。そこからコアな俄ファンになっているのです。その意味で、今回の2013年WBCは野球ファンとして節目として捉えてました。日本戦はもちろんのこと、全てのグループリーグの試合をCSで見させてもらいました(時間がないので、早送り再生で見たものもありますがw)。結果は御存知の通り、日本は準決勝で敗れ、三連覇はできず。代わりに中南米勢同士の決勝で、ドミニカ共和国が日本以外での初優勝国となりました。
いくつか感じたことをトピック的に書いていきます。
- 世界の野球の3つの潮流
今回は中南米のチームが残ったわけですが、野球スタイルとして、全世界3つくらいに分かれるかといくつかの試合を見てて感じました。まずは①走って、繋いで、守っての日本(アジア)型野球。1つ先の塁を狙うというスタイルの野球は前回以上に多かった。打線にパワーのある中南米チームも、プエルトリコやキューバなどが、こういう野球をしてきたのは驚きでした。まぁ、でもなかなか成功してなく、台湾や韓国なども含め、ここはアジアンスタイルの野球といえるかもしれません。
②とにかく身体能力にかける中南米型野球。これは優勝国ドミニカや2次ラウンド敗退のキューバなどですね。キューバがとくにもどかしかったのが、監督は①の日本型野球をしたいのに、選手がそれを理解しきれず、チーム内でも不協和音が出て、大事な試合で負けてしまったことです。驚くような捕球の仕方とかでビックリさせるのに、それをチームとしてまとめる力に足りなかったですね。特に、ラストのオランダ戦とか可哀想で見てられなかった。
③総合力で上を狙いながらも、相手を巧みに分析するID野球。ベースボールの本場アメリカは小気味良い日本型にも、パワータイプの中南米型にもフィットせず、強い一人一人を集めれば勝てるだろうという相変わらずのどんぶり勘定野球で敗退。逆に、アメリカほど個々の能力は高くないものの、相手のウィークポイントを巧みにつこうとするオランダやカナダ、ちょっと未熟だけどパワーを見せたイタリアなどが、身体能力も、戦術も一歩先ゆく野球をしようと努力していたように思います。日本は戦術面という意味ではだいぶ足りなかった結果が、準決勝敗退につながったように思います。
- 流れを止めたほうが負け
よく野球はサッカーと違い、打席打席ごとに途切れるスポーツと思われがちですが、途切れて考えるからこそ、前後のプレーに大きく左右される。それは結果として、1つの流れになって、得点や失点を重ねたりするんですよね。だからこそ、流れは止めてはいけない。逆に、負けているときは是が非でも塁に出るようなプレーをして流れを自分たちのほうにもってこないといけません。その意味では日本は2次ラウンドの台湾戦で、9回2死という追い詰められた状況で、鳥谷が流れを変えるプレー(盗塁)を見せた。あの時点で、次の井端の同点タイムリーはほぼ8割約束されていたようなものなんです。逆に、準決勝の運命の8回はあのプレーが流れを完全に止めてしまった。特に点差がない、しかも負けている状況で流れを止める可能性もあって、ギャンブルをするべきだったのかは未だに疑問です。
同じ流れでいえば、1次ラウンドのブラジルVS中国戦も象徴的だった。ブラジルがWBC1勝を賭けた最終戦、8回まではほぼ勝利確定だったのに、出てくるセットアッパーピッチャーが次々とストライクが入らずの連続四球押し出し。。これで負けてしまうなんて、野球というのはつくづく恐ろしいスポーツだと感じた瞬間でした。
- 印象に残った選手、チームなど
・セペダ(キューバ):不協和音キューバチームにあって、不調のアブレイユやグリエルと違い、どの打席でも確実にミートでき、長打になり、ここ一番勝負強く、しかも両打ち。いいバッターです。・デビット・ライト(アメリカ):チームリーダーとして勝負強さを見せた。2次ラウンド敗退は、彼が怪我でチームを去ったのも大きいのでは?
・ロビンソン・カノ(ドミニカ):打った打席しか見てないような気がする。さすがヤンキースの4番。大会MVP。
・各国NPB所属選手(元も含め):陽岱鋼(台湾)、ロマン、ジオ(プエルトリコ)、スウィーニー、マエストリ(イタリア)、ユウイチ(ブラジル)、A・ジョーンズ、バレンティン(オランダ)、李デホ、金泰均、李承ヨプ(韓国)、マシソン、モルケン(カナダ)が目立ったところか。元西武のゴンザレス(プエルトリコ)というのも出てきたなw
・メサ監督(キューバ):さっきも書いたけど、日本野球をキューバチームをやろうとして失敗。熱いのは分かるが、高圧的なところに選手が萎縮してしまった可能性が大だと思う。
・ミューレン監督(オランダ):少し非力なメンバーに対し、きちっとした戦術でヨーロッパ初の準決勝進出。元ヤクルトで選手として野村采配を受けた人だから、そこでデータ野球を学んだんでしょうか。選手を立てる采配が見事でした。
- 相変わらずの米国(大リーグ)審判の精度の低いジャッジ能力
日本ラウンドでは爪楊枝加えながらやっている不届きな方もいましたね。。審判にはそれぞれ癖があるのは人なのでしょうがないのですが、1つ前と同じコースなのにストライク、ボールの判定が分かれるとか、もはや目じゃなく確率で決めているとしか思えません。もちろん、全ての審判がそうだとは言いませんが、プエルトリコやカナダの審判員の方のほうがまともなジャッジをします。精度低いわ、我が物顔だわと見ていても、イライラします。こう思うと、日本の審判は精度だけでなく、ゲームメイクという意味でも素晴らしいと思います。 - 日本代表の定期合宿の提言
WBCは4年に一度。オリンピックもなくなり、世界大会はこれしかない状況なので、連携プレーや戦術を確かめるためにも年に1回は代表招集をして、定期合宿、強化試合をすべきだと思います。もちろん、その時々で招集メンバーは違うでしょうが、監督とメインのコーチングスタッフは早々に決め、日本としての戦術、プレーを叩き上げたほうがよい気がします。秋キャンプの時期(日本シリーズ進出チーム以外の10チームでもいいし)にやったらいいのではないでしょうか? NPBさん考えて下さい。
と4年に一回なのが惜しいくらいに楽しませてもらいました。次回は、是非大リーグ組も含め、戦術面も含めて強い日本がみたいです。今回はアメリカまで行ったけど結局は消化不良。。次回の発奮に期待します。

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