4月 16
「君と歩く世界」を観ました。
評価:★★★☆
(★は星1つ、☆は星半分、★★★★★は最高で、★が最低)
映画はもちろんのことだけど、映像があり、音楽がある。ときたまだけど、映画本編より映像や音楽の美しさが光る作品があります。この「君と歩く世界」はそうした美しいシーンが、ギュッと押し詰められた宝箱のような映画。作品中も美しいシーンはいろいろあるのですが、僕が感じた素敵な一瞬は、足を失ったステファニーがアリに連れられて海辺で泳ぐシーンでしょう。日の光が水面にあたって跳ね返る様は、ステファニーの閉じていた柔らかい日の光で、ゆっくりと心が外に開くように感じる。同時に戸外の美しさが劇場いっぱいに覆い、まるで日曜の昼下がりの様。それを感じれただけでも、この映画の満足感は相当満たされたように思います。
他にも映像にはすごくこだわりを持って作られている作品です。予告編でも流れるシャチとの対話シーン(一瞬だけなのが残念)、野外での格闘シーンもリアルで迫力十分。でも、肝心な物語のほうはとことんあっさり作られているので、ここで評価が分かれるところでしょう。ステファニーが足を失ったり、アリが格闘にのめりこんだり、逆に仕事を追われることになったりと、節目節目で物語を掘り下げれる部分はあるけど、そこはあえて掘り下げない。ドラマの底は浅いけど、作品としてのまとまりのよさ、美しさを堪能したいのならオススメな作品。初デートとかにもいいのではないでしょうか?