6月 04
「モネゲーム」を観ました。
評価:★★★☆
(★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高で、★が最低)
人を騙す詐欺師の物語を、コンゲーム(con game:confidence gameの略だとか)といったりします。コンゲームの名作といえば、ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォードの「スティング」が今見ても痛快ですが、近年では「オーシャンズ11」など集団での詐欺を軽やかに描いた作品もあったりまします。物語の裏をかき、騙し騙されを登場人物たちと同じ目線で追うことができる。これがコンゲーム作品の純粋な楽しみ方なのかと思います。
そんなこんなで、本作「モネゲーム」もそんなコンゲーム作品の1つ。コリン・ファース演じる雇われ学芸員ハリーが、大物資産家シャパンダーに仕掛けるモネの贋作を使った詐欺。でも、この作品には同じコンゲームでも「スティング」や「オーシャンズ11」のようなスマートさは正直ない(笑)。ハリーが仕掛けようという詐欺のトラップに、シャパンダーはとことんハマらない。おまけにアメリカから連れてきたカウガールPJも、中盤から思わぬ方向に脱線し始める。この右往左往したところをコミカルにまとめる、痛快コメディという部分を狙った作品なのだ。
でも、コメディにしてはオープニングのアニメーションから、ロンドンを舞台にしているところ、英国人キャストを使っているところなど、とことんオシャレに作ってある。ここが粋なエンディングをうまく盛り立てているのだ。基本はドタバタ劇だが、これだけセンスがよいと最後の後味がとっても爽快。あまり期待してなかったこともあるけど、洒落た作品を観たい人にはオススメな作品だ。