9月 11

江ノ島プリズム

「江ノ島プリズム」を観ました。

評価:★★★
(★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高で、★が最低)

江ノ島を舞台に繰り広げられるタイム・トラベル物語。お話が少しセンチメンタルな要素が強いのだけど、3人の若手俳優(福祉蒼汰、野村周平、本田翼)の活き活きと演じているので、すごく爽やかに観ることができます。それに江ノ島が背景になっているのが、また更にいい。夏のジメっとした感じも、その辺りにはないんじゃないかと思うくらいの映像はすごく気持ちいい。江ノ電が綺麗に映っているのも、「RAILWAYS」の監督さんならではかもしれません。

ただ、物語構成は何かどこかで見聞きした話がつながっているだけのように思います。タイム・トラベルというところから「時をかける少女」の要素が全般的にプンプンしてくる(コミカルにしているところも含め)し、中盤は「学校の怪談」で、最後は「バタフライ・エフェクト」(→これをいうとネタばれか。。)かなという感じがします。盗むのも、参考にするのも全然構わないとは思うのですが、この映画ならではの味わいというのがもう1つくらい欲しかったというのが本音です。

美しい風景とは裏腹に悲しい始まり方で、悲しい終わり方になっています。僕なら、主人公・修太とは違う決断を下しただろうなと思います。観終わった後には、友情について熱く語れること請け合いかもしれません。

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