9月 17

スター・トレック

「スター・トレック イントゥ・ダークネス」を観ました。

評価:★★★★★

IMAX3Dの字幕版にて。

昔、スター・ウォーズ派とスター・トレック派に分かれるとかよく言いましたが、レンタルビデオ屋で腐るほど同じ「スター・ウォーズ」のビデオを借りてた僕は断然スター・ウォーズ派でした。これも大人になると嗜好が変わるというか、世界観が広がらない(というか、シリーズ作品に限りがある)「スター・ウォーズ」に比べて、「スター・トレック」は映画もTVシリーズも圧倒的な数がある。それだけ世界観もすごく広く、生半可なファンには追いつけないほどですが、「新スター・トレック」、「スター・トレック ディープスペースナイン」、「スター・トレック エンタープライズ」などのTVシリーズをCSで続けてチェックしていくとどんどんハマっていき、俄かトレッキーに早くもなってしまいました。

その意味でエイブラハムの新生「スター・トレック」は、従来の世界観に最新技術を惜しみなくつぎ込んでいることに改めて驚きを感じます。「スター・ウォーズ」だとエピソード4からエピソード1に戻ったときに歴史は戻っているのに、VFXレベルは豪華になっているところに違和感を感じましたが、「スター・トレック」はそうした違和感は全然感じません。それだけ世界観を作りこみがしっかりしているので、周りの造形はオプションに過ぎない。だったら、豪華だったら豪華でいいんじゃない?というアプローチが成功していると思います。

前作に比べて、物語の味わいが若干ライトになっているのは気になりますが、悪役を演じるベネディクト・カンバーバッチの圧倒的な存在感で物語にインパクトを与えていると思います。単純にSFアクションとしても楽しめると思うので、この夏はこれが一番のオススメです。

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