4月 03

アナと雪の女王

「アナと雪の女王」を観ました。

評価:★★★☆(短編のみだったら、★5つ)

実はこの作品、理由があって2回見ています。1回目は2Dの日本語吹替え版、2回目は3Dの字幕版。なぜ2回見たかというと、とりあえず日本語吹替え版のほうは、日本を代表するミュージカルスターでもある(?)松たか子の久々の歌唱力としての能力を観てみたかったのと、3D字幕版のほうは、おまけとして併映されている「ミッキーのミニー救出大作戦」を3Dとして観たかったと、1回目観たときに思ったからです。

このうち、後者の「ミッキーのミニー救出大作戦」がよかった。これは是非3Dの、しかも字幕版で観て欲しい。ミッキーのアテレコをウォルト・ディズニー本人がやっていたことはよく知られていますが、「蒸気船ウィリー」から始まったミッキーマウス・シリーズのディズニー本人の声を一音ずつ拾って、新しく作っている本作にあてはめたという力の入れ様。ディズニーの3D技術は、グループ傘下のピクサー(「トイ・ストーリー」など)よりも最近は抜きん出ていて、映画館のスクリーンの前後をうまく使いながら、懐かしのドタバタ劇を楽しく見せてくれるのがいい。これはホンマに、多くの人に観て欲しいディズニーの原点を描いていると思います。

と、「アナと雪の女王」のほうも感想を触れておくと、こちらは王道のディズニー映画らしい作りの作品だと思います。この作品は今年のアカデミー賞でも、長編アニメーション部門、歌曲部門で、最優秀賞を取っているように、ミュージカル映画としても、とても歯ごたえ・テンポともによいと思います。物語としては、若干もうひと山盛り上がる部分が欲しい気がしますが、愛らしいサブキャラクターも含めて、子どもと一緒に素直に観れる春休み映画だと思います。

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