「ネイチャー」を観ました。
評価:★☆
3Dの日本語吹替え版にて。
「ディープ・ブルー」、「ライフ」、「アース」などの動物ドキュメンタリーを作り上げているBBC EARTHの最新作。僕は始めて「ディープ・ブルー」を映画館で観たとき、(作品自体はあまりいいとは思えなかったけど)、その映像の迫力というものに圧倒された。小さい頃、NHKでやっていた「生き物地球紀行」という動物番組をずっと見ていたこともあって、自然の光景を捉えた動物ドキュメンタリーというのは好きというか、すごく興味がそそられている分野でもあります。人も社会的な行動をとるけど、生き物レベルで見たら多種多様な生き物たちの1種に過ぎない。社会を人間というレベルではなく、生き物全体を通して見れば、まだ知られざる生き方というのを知ることができるんじゃないかなと思います。
映画では、久々のBBC EARTHのシリーズですが、WOWOWなどのBS番組ではテレビシリーズもずっと放送されてきました。映画だけでなく、テレビシリーズまで拡げると、ただ単純に生き物たちを映しているだけではなく、1つのテーマにまとめた作品作りを徹しているのが、ネタ切れするを起こすことがない要因なのかなと思っています。本作はどんなテーマで臨むんだろうと思っていましたが、、、うーん、全編通してもテーマらしいものは見つからなかった。ただ、予告編にあったような奇妙な動物たちの姿を、サバンナ、砂漠、森、海、空、、と延々とつないでいくだけの作品になっています。これは普通に見てたら、眠気を誘うんじゃないかな。。
唯一、映画の見どころとなっているのは、撮影に使われた4KHD3Dカメラを使った映像美でしょう。ただ、IMAX3Dのような3D効果が得られていないのか、3Dを存分に感じられたのは波打ち際のサービスショットと、カバやワニたちが登場した水場のシーンのみでしょう。本来、劇映画よりもドキュメンタリーのほうが3D効果が高くなるはずなのです(撮影制約がかからないため)。そのことも残念なのですが、こういう技術的なところを映画の主軸にしていまい、作品自体のテーマをなくしてしまったことが、そもそものドキュメンタリーの面白みを激減させていると感じます。
次回レビュー予定は、「クジラのいた夏」です。