9月 10

STAND BY ME ドラえもん

「STAND BY ME ドラえもん」を観ました。

評価:★★★☆

3D版にて。

藤子・F・不二雄が生み出した、国民的アニメヒーロー・ドラえもん。今夏からアメリカでもテレビ放映が始まるなど、作者が亡くなった今でも話題に尽きない作品となっている。2005年に声優陣が一新された以降も、映画版となる長編アニメシリーズではオリジナルな新作と、藤子・F・不二雄原作のリメイク版と交互に作られているが、本作は、その長編アニメとはまた別にCG(3DCG)版ドラえもんという独自企画として公開されている。監督は「永遠の0」、「三丁目の夕日」などの作品でVFXや実写とのコラボレーションで力量を発揮している山崎貴と、「もののけ島のナキ」を手掛けた八木竜一の共同監督作となっている。

3DCGアニメとして初登場したドラえもんだが、CGであることに特段違和感というか、新しさも感じなかったのが正直な感想。むしろ、予告編から思っていたのですが、のび太くんの造形があまりにアニメ版と違ってしまっていると思うのは気のせいでしょうか。。何をやってもダメだけど、どこかしら飄々としている彼のキャラクターは、アニメとしての描き方の部分でも一工夫あったところでもあったのかと、このCG版を見た違和感から感じてしまいました(他のしずかちゃん、スネ夫、ジャイアンには、そんな違和感は感じないのですけどね)。改めて、漫画というか、コミックというものが、絵とお話が実写よりもより一体化したコンテンツなんだということを感じます。

お話にしても、最初のドラえもんとの出会い(「未来の国からはるばると」)、しずかちゃんとの結婚を巡る未来の物語(「のび太の結婚前夜」)、ドラえもんとの別れを描いた話(「さようならドラえもん」)の3話を中心に、各エピソードの前後に関連した話を絡ませていくという構成になっています。コロコロコミック(もっと言えば、てんとう虫コミックス)の頃から、漫画も、テレビも、藤子・F・不二雄の描いたものから、テレビまでほぼリアルタイムに見たり読んだりしている身としては、話のリミックスはうまいと思うものの、話の展開は知ってしまっているので、新鮮さというのがあまり感じられないのが残念なところ。3Dの描写も確かにすごい(夜の空を飛ぶタケコプターとか)ものもあるんだけど、結局話が知った展開以上にはならないので、新しい面白さを感じられないのが、見ていてもどかしさを感じてしまいます。

でも、お話は確かにいい。世間では、この映画で泣くことをドラ泣きというそうですが、僕も思いっきりしてしまいました(笑

次回レビュー予定は、「円卓 こっこひと夏のイマジン」です。

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