2月 19

ミュータントタートルズ

「ミュータント・タートルズ」を観ました。

評価:★★★☆

IMAX3Dの字幕版にて

1990年にアメリカでアニメ化されると同時に、世界的にヒットした「ミュータント・タートルズ」の映画化作品。僕は、「ミュータント・タートルズ」に思い入れがあって、1990年当時小学校の僕は、同シリーズのゲームボーイ作品(アクションだったかな)をかなりやりこんだことを覚えています。僕一人だけでなく、ゲームボーイは友達の貸し借りとかも結構していて、その記憶とともに光り輝いている作品でもあります。と個人的な想いが強いだけに、映画化されて変になっていないかがすごく心配でしたが、実写版(アニメ版は1990年に映画化もされている)の本作はアクションとしても迫力ある作品に仕上がっていると思います。

そもそもカメを忍者に仕立てるという発想がとにかく面白い。映画では真面目にカメがミュータントになっていく様を、「スパイダーマン」風に解説していますが、カメが忍者で、師匠がネズミって、どう考えても変でしょう。それに輪をかけて変なのが、敵役のフット軍団。一応説明がないので人間という設定なのでしょうが、鎧をまとったシュレッダーの超人ぶりは、どう考えてもロボットでしょう。まぁ、製作に「トランスフォーマー」のマイケル・ベイが入っているので、そういう設定も頷けなくもないですが(笑。こうした摩訶不思議な異空間を自然と楽しめちゃうのも、CGやVFXの力の入れようが半端ではないから。これも、マイケル・ベイのパワーが注入された結果だと思います。

小さい頃にアニメやゲームで楽しんだキャラクターたちが、スクリーン狭しと暴れまわるだけで、僕自身はお話どうこう関係なく最高!!と思いました。とかくキャラクターの力だけで乗り切っている作品なので、お話自体は後付けのチープなものであったとしても、そのキャラ自体をずっと出し続けていれば、それなりに面白いという作品だと思います。僕は字幕版で観たのですが、オリジナル音声でも変な日本語や日本オマージュが出てくるのが、とにかく楽しい。この作品に限っては、字幕版で観ることをあえてオススメします。よくあるヘンテコなハリウッドの日本描写ではなく、日本の文化を作品の中でコメディモチーフに使っているのが、この作品も面白いところでしょう。

アカデミー賞以外で、ウーピー・ゴールドバーグを久々に観ましたが、知らない間にすごい貫録っぷりを見せています。作品全体が少々、黒人系のヒップホップ映画っぽい感じがしすぎるのはどうかとも思いますが、ポップコーンを買って、友達とワイワイ楽しむのが合っている楽しい作品になっています。

次回レビュー予定は、「エクソダス 神と王」です。

※ちなみに、僕が子どものときに楽しんだGB作品はコチラ↓↓

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