4月 26

今シーズン2戦目観戦は神戸まで行ってきました。ということで、

オリックス・バファローズ vs 埼玉西武ライオンズ

観戦日時:2015年4月18日(土) 14:00プレイボール
観戦場所:ほっともっとフィールド神戸 一塁側内野A指定席

観戦結果:5対1 この日の快晴な天気のような快勝!!

観戦勝敗:1勝1敗

今年は、あの阪神淡路大震災から20年。ちょうど20年前の当時、僕は学校のスキー合宿で岐阜の山奥に行っていたのですが、そこでも少し揺れて、朝暗い中で目覚めた記憶があります。ちょうど山小屋のような宿泊施設だったので、テレビもなく、聴くのは職員の人の状況のみ。中部・東海地方は被害はそれほどでもなかったのですが、情報が全く伝わってこない中、家のほうは大丈夫なんだろうかとヤキモキした覚えがあります。

それと同じ時期の秋に、ちょうど西武球場にて、オリックスが震災を乗り越えてリーグ優勝。そして、次の年にはジャイアンツを下し、日本シリーズも制覇するという黄金期に入ります。満員の当時グリーンスタジアム神戸(現・ほっともっとフィールド神戸)というのもテレビで見た記憶があって、今よりかは野球ファンではなかったものの、パ・リーグ応援という立場は変わっていなかったので、熱くこみ上げるものを感じたところがあります。

そんな先人たちのパワーが、今のバファローズナインに伝わったのか、この西武2連戦は西武ドームでの悪夢の3連敗を振り払う快勝だったと思います。

この日のバファローズはブルーウェーブユニでの参加(西武側も、サードユニのSaitamaユニでしたが)。先発陣は開幕戦でのマッチアップとなりました。バファローズはディクソン。昨年は、ほぼディクソンさんの先発しか見なかったのではないかと思うくらい、彼の試合を多く見ましたが、課題は立ち上がりと偶数回というのが定番。1回を乗り切れば3回、3回を乗り切れば5回といったように、山場をうまいこと乗り越えていくかが鍵となる印象のピッチャーでした。でも、この日は立ち上がりはすごくよかった。初回から三者凡退でいくと、2回目以降の早々に掴まるといったジンクスもなく、全体を通して、いいピッチングだった(特に、お得意のナックルの落ち方がよかった)ように思います。ヒーローインタビューでも言っていましたが、球場との相性もいいんでしょうね。投げやすいということが、ピッチングのリズムを見ても感じました。

対する西武の先発は牧田。こちらはアンダースローからの緩急というところがポイントなんですが、この日は遅い球はいいものの、速い球のキレ・制球ともあまりよくなかったように思います。速い球がうまく決まらないので、遅い球を結構多用していて、そこをバファローズ野手陣がうまくタイミングを絞っていたと思います。3回の糸井の2塁打も、見ていると軽く振っているように見えるのがあそこまで飛ぶということは、タイミングは野手陣が全員うまく合わせてこれていたということなのかなと思いました。

さて、ここからは気になった選手を。まずはカラバイヨでしょう。この日こそ、ヒットはなかったものの、うまく四球を選ぶなど選球眼の良さを見せてくれていました。もともと岡田監督時代に在籍していたときは、スイングの大きさというのが気になって、落ちる球にうまく合わせることができてなかった印象でした。その欠点は今見ても直っているとは思えないけど、選球眼というか、ストライク・ボールカウントを目いっぱい使って、その中でうまく自分のヒットタイミングを待つことができているのが、当時とは格段に進化している部分だと思います。無論、もともとパワーヒッターでもあるので、うまくバットに当てれば外野までは余裕に運べるパワーは持っています。キャンプ中継とか見ていたときは厳しいかなと思いましたが、いやいや今は全然活躍してないブランコより全然いいですと思ってしまいます(ブランコは怪我もあるのですが、それを含めての評価ですもんね)。契約1000万なので、出来高はもっとはずんであげても(ブランコの1億5000万を思えば)いいように思います。

西武では岩尾投手でしょうかね。ソフトバンクの摂津投手ほどではないですが、テイクバックがやや小さく投げ込んでいく様に、バファローズの選手も三者連続三振でした(聞くと、連続三振回継続中だったとか)。西武は投手陣が全体的に不足している感があるので、こうした光るピッチャーは貴重です。今回のようなロングリリーバのポジションではなく、勝ちパターンのセットアッパーに加えていくのも面白いのかなと思いました。

あと、個人的には神戸でのセカンドポジションというと、今楽天で今季活躍中の後藤のファインプレーを何度も見た感があります。現在のセカンドは平野恵ですが、開幕から継続してヒットが打て、上手く守れという彼の活躍は、今季開幕で低迷しているバファローズにあって、いぶし銀の光を放っています。好きな選手でもあるので、怪我に気を付けて、今シーズンフルに活躍してほしいなと思います。

西武の森も期待せずにはいられませんね。この日もホームラン級の大ファールがあり、当たれば鋭く上に上がっていく打球となる驚異的な打者に成長しています。飛ばす能力というのは天性のものといわれるらしいですが、彼の能力もそういった感じを受けます。今シーズン通して、どこまでの活躍ができるか(DHというポジションはメヒアの調子と絡んできますけど)見ものですね。

いい試合となった屋外での観戦。やはり、こういった日は外で野球を見るのに限りますね。神戸は遠いかと思いましたが、近鉄=阪神=山陽=神戸地下鉄との乗り継ぎは結構スムーズで快適でした(まぁ、それなりに時間はかかっていますが)。今シーズンは今のところもう1試合これるかこれないかという感じですが、神戸の熱いファンの熱気を感じに、また訪れたいところです。

次回観戦予定は、京セラに戻っての東北楽天戦です。

おまけ

ブルーウェーブDAYなので、ブル・ベルではなく、ネッピーくんの登場でした。彼は普段どこに眠っているのだろう。。(笑

ヒーローインタビューはディクソン&伊藤のバッテリーコンビ(伊藤は、この日の初打点を記録)でした。

やはり勝ちゲームを多く観たい。交流戦までに5割復帰目標に、地道に頑張りましょう。

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