6月 04

と、最近はいろいろ噴出しているバファローズですが、

それは最後に語るとして、まずは先週末のゲームを。

オリックス・バファローズ vs 広島東洋カープ

観戦日時:2015年5月30日(土)14:00プレイボール
観戦場所:京セラドーム大阪 1塁側 内野S指定席

結果:3対4 また、一点差で負けるという屈辱。。

観戦勝敗:2勝4敗

今シーズンも始まりました交流戦。今年はまたルールが変わり、試合数は1チーム3戦当たりの総試合数は18試合。昨年までは、1チームあたりホーム2試合ビジター2試合の4試合×6の24試合だったので、今シーズンは試合数としては減っています。ホーム、ビジターの当たり方も2シーズン通してという考え方になり、今シーズンはホームで対戦するのは広島、阪神、東京ヤクルト、ビジターで対戦するのは巨人、横浜、中日となっています。DH制はパ主催の試合のみ。僕は結構交流戦が好きなので、試合数が減ったのは残念で仕方ありません。どうせなら、大リーグみたいにインターリーグで2試合だけ交流戦、あと4試合は通常リーグ戦という組み方で、年中やってて欲しいんですけどね。

というわけで、バファローズの先発は金子。先週は復帰戦で散々といった感じでしたが、今週は肩の軽そうなフワッとしたピッチングにはなっていなかったのはさすがだと思いました。ですが、全体的に球のコントロール(特に速い球)に制球力がなかったように思います。1回からワンアウト三塁から四球、四球と連続して満塁にしてしまうのは、以前の金子だったらなかったかなと思います。でも、そこから緩急をうまく使い、シアーホルツ、エルドレッドの両外国人を三振にしたのは、エースの片鱗を垣間見せたところでした。

この日の金子は復帰1戦目よりは上々だったかと思います。シアーホルツのホームランは余計だったにしろ、6回2失点の内容は及第点。ただ、四球が少し多かったのを次の登板までに修正すれば、勝ちは早いタイミングで来るように思います。

金子以上によかったのが、カープの先発のジョンソン。いいピッチャーですね。見た第一印象はそういう感想です。何がいいって、テイクバックがすごく小さくて、まっすぐがすごく押せること。あれだけテイクバックが小さいと、打者は速い球が来たときに構え遅れてしまうし、遅い球だとタイミングをうまく外される。特に、この日のバファローズ打線に象徴されるように、初対戦となるときりきり舞いさせられること請け合いだと思います。

ただ、少し気になるのは、疲れで球のキレがなくなってくると、少し腕の振りが小さくなるので狙い撃ちされやすいのかなと思います。調子が悪くて、キレがなかったときは相当打ち込まれそうな気がするので、このピッチャーはシーズン通してのコンディショニングを如何にキープするか(もちろん、キレがなくなるときの替えどきも含め)が肝になってくると思います。

ということで、気になる選手を。まずはカープの新井でしょうね。この日は2安打1四球という内容でしたが、阪神時代の見えない負のオーラみたいなものが取り除かれて、カープで活き活き躍動しているように思いました。若い選手が多いカープの中で、日ハムの田中賢介のように、若さのオーラではつらつとしているベテランという理想の形に収まっていると思います。彼は移籍して本当によかった。

この日の試合は特にといった感じですが、ここ数試合の西野の活躍には目を見張るものがあります。よく大リーグ・ジャイアンツの青木と比較される解説者が多いですが、そういわれると、すごく二人のバッティングスタイルが被ってくるんですよね(笑。青木は好きな選手でもあるので、西野もそういった選手に早く成長して欲しい。暗いチーム状況の中で、1つ輝いている星だと思います。

あと、カープの抑え陣。戸田、中崎の二人も、この日の球のキレは抜群でした。特に、戸田のほうは、すごく今後が期待できるセットアッパーだと思います。ニュースを聞くと、試合によって好不調の波が結構あるようですが、そこはコーチ・監督陣がうまくコントロールして、大事に成長させてほしいな(昨年の一岡のように単発にならないよう)と思います。

対して、バファローズの抑え陣は不安ですね。特に、平野佳は昨シーズンも少し不安定な面がありましたが、ここ数年の疲れなり、他チームの研究具合もあり、このまま彼の抑えでいいのかという点も考えないといけないかもしれません。この日は田中に狙い澄まされた直球を叩かれ、先頭打者二塁打。そして、あげくの果てはワイルドピッチで得点献上と、前の回でカラバイヨの豪快ホームランで同点にした雰囲気を一気に吹き飛ばしてしまいました。中日の岩瀬のように長年抑えポジションで頑張るピッチャーでも、来る年来る年で、他のメンバーも含めた戦い方というところを考えられてのポジショニング。ここは佐藤、馬原も含めた昨シーズンメンバーだけでなく、リリーフ陣全体でスタイルというのを常に研究して欲しいなと思います。

さて、このブログを書いている前日に、森脇監督が電撃休養宣言がなされました。オーナーも含め、チーム方針というのがあるので致し方ないし、報道の通りに監督自身からの申し入れということがあればしょうがないところもあるのですが、森脇監督には続けてもらいたかった。今のチームは正直采配の問題というよりは、プレイヤー個々の問題が(怪我も含め)多分にあると思っています。大型補強により、昨シーズン活躍していたメンバーが隅に追いやられ、それがチーム全体の活気みたいなものに影響があったかといえば、それは多少なりともあるでしょう。ですが野球に限らず、どんな組織でも、変化し続けるために新しいことは常に起こるべきだし、それに影響されるような個人であっては、真のプロプレイヤーとはいえないのではないでしょうか? それは監督含め、コーチ陣も然りだと思います。

応援し始めた2009年から、大石監督に然り、岡田監督に然り、成績として浮上のきっかけがなければ常に明日はないというやり方では、長い目で見ると常勝軍団にはならないと思います。今、絶好調の日ハム・栗山監督にしても、優勝から最下位というシーズンも味わい、それからも常に変わり続けるチームを作っているので、耐えるときは耐えという姿勢をチーム一丸となって、変化しながらも勝てるチームになっていく姿をファンは見たいものです。福良監督代行には優勝やクライマックスというラインのところではなく、そうした勝てるチーム基盤を早くつくってもらいたいものです。

次回観戦予定は、今シーズン初で最後のビジター観戦、NAGOYAドームの中日戦を観戦予定です。

おまけ

この日はカープのマスコット、スライリーが遊びに来てました。ジュニア・ピッチのボールが直撃し、笑いを誘ってましたが、、誰があの動画持ってないかな(笑

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