9月 02

テッド2

「テッド2」を観ました。

評価:★★★☆

字幕版にて。

見た目は可愛いが、中身は中年のオッサンというテディ・ベア、テッドが帰ってきた。前作は話題にはなったけど、それほどヒットした覚えはない感じがしましたが、巷での”テッド”というキャラクターがどうも人気先行しているような感があります。毒を吐くといっても、見た目は可愛いテディ・ベア。ゲーセンのUFOキャッチャーや、関連キャラクター商品も、子どもや若い人たちに人気がありますが、映画作品は今回もあくまで「R-15」指定。僕が観ようと思っていた回にも小さい子どもを連れてチケットを買おうとしたお母さんがいましたが、日本語吹替え版でも、15歳未満は入場ができませんのでご注意を(そのお母さんも、子ども連れで入場券は発行されませんでした)。

前作はテッドが、マーク・ウォルバーグ演じるジョンとの出会いから、その関係性を描くところでちょっともたついた感があって、全体的にリズム感がイマイチな作品でした。しかし、今作はそういう前置きは不要なので、序盤から一気に飛ばしている感があります。作品のテンポもとっても軽妙だし、台詞の1つ1つの掛け合いも爆笑もの。ただし、注意していただきたいのは、前作から面白さは2倍になりましたが、卑猥度はそれ以上の4倍増しくらいになっているので、「R-15」指定も納得の出来栄えになっています(笑。再度、ご注意しますが、いくらテッドが可愛いといっても、ペニス型の吸入器やら、お尻丸出し描写やら、果てまた精子のひっかけあいなど、超卑猥描写と台詞のオンパレードに耐えられる方の鑑賞をオススメします。。この出来だと、デートムービーにもふさわしくないかも、、です(笑)。

それでも、そうしたことを十二分に許容できるのであれば、本作は前作以上にパワフルな形になっていると思います。テッドは、前作のスーパーで出会ったタミ・リンとの仲が続いていて、遂に彼女と結婚するし、”フラッシュ・ゴードン”本人こと、サム・ジョーンズは本作でも爆走モードで元気。ガイはまた新しい男をつくって、本作のラストで大暴れなど、楽しいシーンが満載です。前作の絡みでいうと、ジョンの恋人だったローリーが、ジョンとは破局したという設定で出てこないのが残念ですが、その代わりに弁護士で出てくるサマンサもぶっ飛んでいてキュート。モーガン・フリーマンなどクレジットされている名優だけでなく、カメオ出演で大物スターがザクザクと出てくるのも驚くところ。ただ、カメオ出演している俳優の出演作を見ないと分からないネタ(スーパーのレジに登場するあの人とか、コミケで出てくるあの人とか、、)も多いので、この辺りは映画マニアへのご推奨といったところでしょうか。。(笑)

さて、テッド2が出てきたので、これは3もあるでしょう。次回も超爆走(&超爆笑)モードで頑張って欲しいところです。

次回レビュー予定は、「イニシエーション・ラブ」です。

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