7月 05

エンド・オブ・ホワイトハウス

「エンド・オブ・ホワイトハウス」を観ました。

評価:★★★★
(★は星1つ、☆は星半分、★★★★★は最高で、★は最低)

アメリカは世界の中の一国ではあるが、ご存じの通り、一国だけには留まらない覇権国家でもあります。その中枢であるホワイトハウスが占拠されたら、、という架空物語を扱った映画が、この夏は立て続けに公開になります。本作はその一作目になります(もう一作は8月公開になる「ホワイトハウス・ダウン」)。この作品を観ていて思ったのは、90年代の「ダイ・ハード」や「ターミネーター」などの物量アクションが久々に復活したなーということ。飛行機なり、装甲車なり、実際には突入不可能だろうと思える反則技で堂々とホワイトハウスに乗り込んでくる様も豪快だし、そこに単身乗り込む主人公もいかにも”ダイ・ハードちっく”でもあります。

こうした昔のアクション映画の面白さを十二分に研究していますが、90年代映画になかったのはVFXの映像表現。特に見ものなのは、大型の軍事輸送船がホワイトハウスに突っ込む序盤のシーン。まぁ、実際あんなことになる前に早々に撃墜されているとは思いますが、こうした迫力満載の映像で有り得ないことを描けるのが今の映画ならではだと思います。敵はもちろんのこと、味方のエージェントも関係なく、バッタバッタと殺されていくので、こういうのが苦手な方には必ずしもオススメできないですが、そんな不健康になるような描写ではないので、力のある物量アクションを楽しみたい方には是非観ていただきたいと思います。

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