7月 29

X-MEN フューチャー&パスト

「X-MEN:フューチャー&パスト」を観ました。

評価:★★★

3Dの字幕版にて。

「X-MEN」シリーズも気づけば、いろんなバージョンが映画でも出てきて、スピンアウトした「ウルヴァリン」などの作品も含めると相当数出てきた。「X-MEN」の本流を見てみると、「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」で1回終わりを見ているはずなのだが、その後、「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」など、1作目「X-MEN」以前に戻った続編も作られてきている。本作は、「X-MEN」以前の過去キャラクターたち(パスト:過去)と、「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」後のキャラクターたち(フューチャー:未来)が協力して巨大な悪を倒すという物語になっている。

もう1つ、この映画の見どころになっているのは、当初「X-MEN」、「X-MEN2」を手掛けたブライアン・シンガーが、再び監督として戻ってきていることでしょう。シリーズ中で、問題提起をした「X-MEN」がやはり僕はもっともよくできていると思っていて、特殊な能力をもって生まれてきたミュータントたちの悲壮とヒーローとしての活躍が対峙されてうまく描かれていた。その後、シンガー監督自身が「スーパーマン」の新シリーズを手掛けたこともあって離れてしまったが、シンガー版「スーパーマン」もあまりヒットしなかったこともあって、自ら育て上げたシリーズを自らの手で終焉させるという意味で見どころある作品になっている。「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」のような悲しい終わらせ方ではなく、本作のラストはシンガー監督の作品愛を感じる終わらせ方になっているのも、その表れかもしれません。

ただ、僕がこの作品を劇場で観たのは、重たい3DメガネのXpanD方式の劇場だったのが1つ難点でした。だいぶ前に3Dの方式について記事を書きましたが、XpanD方式は電池内臓の重たいメガネで、普段メガネの自分にとっては、見ている間中、ズレ落ちないかとか、メガネの重たさばかりがすごく気になりました(普段は、XpanD方式の劇場は避けているのに、、)。久しぶりにXpanDで観た3Dは発色の良さは光りましたが、その利点をメガネがすべて台無しにしているのは相変わらずといった感じでした。

次回レビュー予定は、「思い出のマーニー」です。

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