9月 08

ニード・フォー・スピード

「ニード・フォー・スピード」を観ました。

評価:★★★

同名の大人気テレビゲーム映画化作品。僕はゲームの同作品は一、二度お試しプレイしかしたことがなく、映画のようなストーリー仕立てになっているかどうかも分からないけど、僕の印象では映画は映画で独自のストーリーラインを作っているような気がします。ただ、この作品、有名俳優が出ていないこともあって(「ロボコップ」のマイケル・キートンくらいか)か、話がひどく地味。作品冒頭に唐突に話が始まっていることもあって、作品的にはどうしてもB級感を拭えない感じはあります。話だけだと、正直少年マンガレベルかなと思います。

でも、僕はこの作品のいいのは、登場するスーパーカーたちの圧倒的な存在感だと思います。今の日本の若い世代に、スーパーカーが受けるかどうかは微妙ではありますが、小さい頃(オジサン限定?笑)に少年誌を賑わせたスーパーカーたちが現代のフォルムをまとって登場してくるところはやはり目を奪われる。同じ車を作品の中央に据えた作品としては「ワイルドスピード」シリーズが有名ですが、あちらはカーアクションに重きを置いているのに対し、本作は車を走らせることのスマートさというか、カッコよさみたいなところに着目している点がいい。確かに、車がボコボコになるようなアクションシーンもあるにはありますが、耳をつんざくエキゾーストと、華麗なフォルムを楽しむほうが鑑賞の仕方としては合っているように思います。

個人的には、最近車を買って、そこにiPadを固定できるようにしたのは本作の影響です(笑。関係ない話で恐縮ですが、車のタブレット端末の相性は抜群で、これがあればカーナビとカーステレオの役割を十分に担ってくれます。車が好きな方は、本作を見て、次のマイカーの改造方法を検討してみるのもいいかもしれません。

次回レビュー予定は、「マダム・イン・ニューヨーク」です。

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