「THE NEXT GENERATION パトレイバー 第5章」を観ました。
評価:★☆
ゆるふわ感が続いているパトレイバーシリーズも、エピソード8、エピソード9の2作品が公開される本作で第5章。第1章のときから、レイバーがバシバシ登場して活躍するというよりは、周りのキャラクターを中心に描く、ゆるゆる・ふわふわ感(略して、ゆるふわ感)をどう捉えるかというところがポイントだとは思っていました。毎作劇場見ていますが、僕の気のせいか、たまたまなのか分からないですが、シリーズを重ねるごとに観客がどんどんと減っているように思えてなりません(東京、名古屋、大阪、京都と観ている劇場も確かに違うのですが、、)。やっぱり、パトレイバーというとレイバーというロボットを観たいと思うのが本心であって、余程コアなファンでない限り、登場人物なり、物語の背景で楽しみたいという人は少ないはず。本シリーズを観ながら、原作コミックを読み返している僕にとっては、前作くらいから、ようやくパトレイバーのお話の中心はレイバーやレイバーを使った戦闘シーンにあるのではなく、その周りの人間ドラマ(コメディ)にあるのだと分かってから少しは楽しめるようになったのですが、やっぱりイングラムの動く姿は楽しみたいですよね(笑。
そんなレイバーファン、イングラムファンが、本作を観ると、相当がっかりすると思います。見逃したかもしれないですが、このエピソード8、9通じて、レイバーが登場するのはワンシークエンスだけ。それも搭乗シーンではなく、周りのドサクサに紛れて登場するだけという非常に寂しいものになっています。エピソード8にはなかったんじゃないかな。。これは題名に、もう番外編という文字を入れないと、一部の観客には少し詐欺と捉えられても仕方がないかなと思います。
とはいうものの、僕自身はイングラムが登場しなくても楽しめた自分がいたのも確かです。特に、エピソード9「クロコダイル・ダンジョン」は普段は焦点が当たらない整備班を巻き込んだエピソードになっているところが、原作の空気感にすごくあっているし、B級っぽい描写がすごく絵として逆に映えていたように感じます。繰り返しますが、やっぱりこういう楽しみ方は原作なり、過去のTVアニメ、劇場公開作の雰囲気を知っている人限定という、すごい間口が狭いものになっているように思います。次回劇場公開がミニシリーズとしては公開最終となるみたいですので、来年の長編劇場公開に加速するような出来を期待しています。
次回レビュー予定は、「まほろ駅前狂騒曲」です。