11月 28

アントマン

「アントマン」を観ました。

評価:★★★★

2Dの字幕版にて。

「アベンジャーズ」を生み出したマーヴェル・スタジオ製作の新アメコミ・ヒーロー。ちなみに、本作にもアベンジャーズ登場キャラクターがチラッと顔を出すように、本作のアントマンも後のシリーズで、アベンジャーズヒーローに合流する予定。このミクロになるというヒーローの設定に関与するところも、アベンジャーズシリーズお馴染みの敵組織・ヒドラが絡んでくるので、アベンジャーズファンはとりあえず必見でしょう。というより、どこまで”アベンジャーズ”伝説が拡がっていくのか、末恐ろしいものでもありますが(笑)。。

それにしても、本作はアントマンというニューヒーローが誕生する物語なので、”アベンジャーズ”シリーズを知らない人でも十分に楽しめると思います(途中、アベンジャーズキャラが入ってくるシークエンスだけは、誰だこれは、、となるかもしれないけど)。うだつの上がらず、何をやっても裏目に出てしまうダメ男・スコットが、最後にして唯一の仕事のオファーが突然舞い込むことに。それは謎の老人から、ミクロのヒーロー”アントマン”になるというもの。実は、この”アントマン”、私たちの知らないところで世界平和を守り続けてきたというから超驚き(笑)。ダメ男・スコットが愛する娘のために、ダメダメながらもヒーローに成長していく姿が、面白くかつ爽快に見ることができると思います。

本作が珍しいのは、従来の”アベンジャーズ”シリーズにはないコミカルさがあるところでしょう。このシリーズでは「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」も楽しい作品でしたが、主人公のキャラ立ちから、”アントマン”という名前から想像できるお助けキャラの存在まで含め、小さい子どもでも受け入れられそうな楽しい素材が映画に溢れています。本作の”アベンジャーズ”シリーズが、最新作「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」でどうしてもアメコミ・ヒーローにありがちな暗い影を落としているので(というか、明るいキャラのアイアンマンが暴走し気味ですので)、このアントマンが明るい風を吹き込んでくれることを期待します。アベンジャーズに合流もいいですが、「アントマン」単発でも次作を出して欲しいなと思います。

次回レビュー予定は、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅱ 哀しみのアルティシア」です。

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